日々の晩酌を中心に、時々我が家の虎猫兄弟なブログ。
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 「日本酒は決しておいしい酒ではないのです」
2008年04月01日 (火) | 編集 |
私は長年、大きな間違いを重ね続けていました。日本酒を嗜み、それを「美味しい」であったり、お酒の中では「日本酒が一番好きだ」と何度も何度も述べてきましたが、それは単なる勘違いでしか無かったのです。これまで私の記事を読まれてきた方に何とお詫びをしていいものか、皆目検討が着きません。


これは私一人の話では無いのです。私のような現在の20代から30代半ばにかけての日本人は全員、日本酒は美味しいお酒ではなかったのです!この世代が「日本酒美味しい」と述べるのは全て勘違いだったのです。それは栄養学上、はっきり示されてしまっているのです。

増田晶文著の『うまい日本酒はどこにある?』(草思社、2004年)より、次の引用をご覧下さい

「日本酒が若い層に見向きもされなくなった理由として、彼らの嗜好の変化、食の西欧化が一気に急進したことがあげられている。(中略)〇三年十一月二十八日に、伏見のメーカーが集う伏見醸友会主催で開催された「21世紀の日本酒」という講演会でのことだ。演壇に立ったのは伏木亨京都大学(引用者注:大学院農学研究科)教授だった」(204ページ

伏木教授は嗜好の後天的な側面は離乳食による刷り込みによって決まるとして、高度成長期以降の日本食離れに話が進んでいきます。

「伝統的な日本食を排撃する風潮は、一九六〇年代半ばから七〇年代を経て八〇年代初頭まで続く。その間に、市販のベビーフードはもちろん、家庭で作る離乳食も日本食離れが顕著となった。醤油、味噌、ダシといった日本の食文化が敬遠されてしまった。『豆腐の代わりにプリンを、醤油やダシの代わりにトマトケチャップ、ブラウンソース、ホワイトソース、クリーム煮、味噌汁ではなくコンソメスープが台頭してくるのです』 いま“若者”と呼ばれる世代はこうした離乳食で育った -と伏木は指摘した。いわば『蕎麦屋の前でダシの匂いに反応しない世代なのだ』」(205~206ページ)

そして伏木教授はこう断言します。

「『だから、彼らにとって日本酒は決しておいしい酒ではないのです。パンやミルク、デミグラスソースにケチャップ、マヨネーズが大好きな彼らにはビールやワイン、それに蒸留酒の焼酎などが口に合うのです』(中略)だが、伏木は『心配しなくてもいい』と声を大にした。『離乳食の流れは、近年の日本食再評価とともに、旧来のものに変わってきています。おそらく今の小学生たちはダシ文化を許容する舌を持っているはずです』」(207ページ)

そして、著者の増田氏はその時の会場の声を拾われてます。
「私の隣の男性は指を折りながら、『あと十年ちょっと辛抱したら、また日本酒を理解してくれる若者が出てきてくれるんやな』と呟いた。」(207~208ページ)

そうなのです。20~30代半ばの世代は日本酒嗜好についてもロストジェネレーションだったのです!! もうじき、日本酒を嗜好する世代が現れてくるのです!! そうなると私の世代が日本酒を消費することは、きちんと日本食を刷り込まれている世代にとって損失にしかならないのです。このことは天下の神亀酒造も見抜いていたのでしょう。だから「三十五歳以上で、人生の機微がわかる人」を消費者として選定しているのでしょう(参考に和醸さんの記事)。これから成人していく方々のためにも、私の世代は日本酒を飲んではいけない、買ってはいけないのです。

伏木教授は講演会ということで、とても理性的に述べられた様子ですが、本音ではもっと憤慨されているのです。次のURLをご参照下さい。(文字化けするかもしれませんので、その場合はエンコードを調整してください)
その内の要点を引用します。

「だいたい、若い奴らは、安くて油いっぱいで、国籍不明のろくでもないモノしか喰ってないから日本酒の本当のおいしさがわからないに違いない。伝統も文化もあったもんじゃない」

「若いやつらにはまず、日本の旨い食べ物を教えなければならない。奴らには伝統の味覚が備わっていない。これでは日本酒の将来も危うい。そこで、ワタシは考えた。日本酒酒造メーカーの最後の奥の手。起死回生の一発。清酒業界、酒蔵が一斉に赤ちゃん用の離乳食を売り出すのだ。それも、純和風、清酒の肴に合う魚の生臭味も隠し味に入れておく。高級な味覚じゃあないか。酒の肴が無くなったら失敬できる。いや、これは冗談だが。子供の頃から食べ慣れたものを好きになるのは、食行動科学の基本なのだ。いまの不良ガキどもの未熟な舌を一掃してくれる新世代の誕生だ。和食が好きな人間はゼッタイに日本酒を飲む。ワタシも新世代の孫となら日本酒が飲める」


実に本音で記して頂き、開眼の思いです。私の世代は「不良ガキ」「未熟な舌」であることを教授から示して頂きました。まさしく「無知の知」に通じる思いです。これを真摯に受け止め、30代後半以上の世代のため、これから成人する若者のため、今後日本酒を飲まないことを固く誓います。

2008年4月1日 こねくろ











もう一度言いますが、
4月1日
ですよ。引用およびリンク先は事実ですが。
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