日々の晩酌を中心に、時々我が家の虎猫兄弟なブログ。
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 帰国して都美人
2007年09月10日 (月) | 編集 |
2007年9月9日

四泊五日の韓国出張から無事に帰国した。昼前の便で帰ってくる予定であり今日は何も予定は無いので、昼食代わりの機内食と共にビールを頂く。JALの便を利用していたので日本のビールの揃いも良く、迷わずヱビスビールを頂くのである。

さてと、晩は晩で目先を変えてヱビス・ザ・ホップをまず頂く。ヱビスのラインナップでは薄い部類に入るとはいえ、香りの面ではとても上質。

食事にはもちろんというべきところか、燗酒を頂く。半年以上眠らせていた淡路島の都美人酒造「天秤絞り 山廃純米 木槽仕込 都美人 しぼりたて無濾過生原酒」(18BY)を開栓した。昨年度のものも頂いていて、今年度もリピートしていたのである。元々は何かしらの持ち寄りの宴会の席のために購入していたものだが、特にそういう機会もなく今に至った。

イメージ 1

この「都美人」の特徴は何と言っても天秤絞りにあろう。絞りの工程で圧をかける方法として、てこの原理を応用した天秤によって行うのである。九州地方では「撥木(はねき)絞り」と言われる。じわじわと圧がかかるために雑味が少ない丁寧な絞りとなり、かつては絞りの方法として主流だったそうだが、圧をかける重石で事故も起こりやすいということもあり、近代以降はすっかり廃れてしまった。近年では復活させる酒造家も散見され、新規設備のものも含めれば少なくとも6つはある様子。「天秤絞り」というと滋賀の上原酒造「不老泉」が有名であるが、今回の都美人酒造もなかなかに天秤絞りを活用している。

都美人は天秤絞りを行っているが、しかし、主に天秤絞りが採用されるのは大吟醸等の高級ラインがメインで、日常のお酒としてみると天秤絞りを行っていることはあまり目立たない。日常の酒の価格帯でも多く天秤絞りを採用している上原酒造の方がその点で天秤絞りの代名詞的存在となっているのも無理はないか。

都美人酒造の天秤絞りのラインナップとして、数少ない一升三千円台までの清酒が今回のものと言えよう。300Kgの小仕込ということもあり、やはり取扱店も少なく、公式HPのラインナップにも含まれていない。昨年度の私が購入したネット上の酒販店では丸一日で完売していたぐらいなのだ。火入れ加水版も出した様子(そっちの方は公式HPでも掲載されていた)ではあるが、やはり数は少ないのには変わりなかろう。ちなみに、今年度は私が購入した購入店では最近まで在庫があった様子だが、さきほど見たところ売り切れになっていた。市場に残っている可能性はかなり低いだろう。

個人的にはこれの風味の構成が気に入っている。山廃仕込なのでそれなりに酸味は目立つものの丁寧な絞りによる柔らかさがある。柔らかいといっても腰砕けなものではなく、無濾過生原酒らしい芯の通った酒質である。無濾過生原酒が良い具合に味乗りしてきた時に感じられる焼き菓子のような香ばしい甘味が伴い、単純に美味いと思えるのである。これでなければ、というほどの事は無いのだが、天秤絞りに象徴されるその造りと価格帯のバランスの点から言って好感を抱くのだ。

まぁ、呑んだ量としては旅の疲れもあり清酒は一合ほど、主菜は秋刀魚に酢の物等の定番な惣菜だ。何よりもとにかく家の方が落ち着くなぁ。
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