日々の晩酌を中心に、時々我が家の虎猫兄弟なブログ。
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 「常きげん 山純吟」に「池月うすにごり」
2011年02月10日 (木) | 編集 |
2011年2月9日

雑誌『Meets Regional』の今月号は必見、何しろ天満特集である。はっきりいって出たばっかりの今月の『dancyu』(日本酒特集)よりも遙かに価値がある。まぁ「純米女」とか、そういう香ばしいのはないので一応は中庸に読める印象ではある。

天満特集が組まれたばかりではあるが、いつも通勤の道すがらで通っている感覚で言えば、むしろ界隈の賑わいは普段よりも少ないと感じる。昨日は京都の「酒楽座いのうえ」の立ち飲みで飲んだ後に、天満の「マッスルホルモン」で腹を満たしたのだが、かなりガラガラで、待ち客を気にせずで焦る感じはないとはいえ、普段よりも格段に空いている。今日も21時頃に前を通りかかったが、昨日と同じぐらい。他の店も概ね閑古鳥状況で徘徊している人出も少なめ。どうしたんでしょ? 他に同好の方がいれば選び放題でナンボでも飲み歩くんだが、“おひとりさま”だと連日は、ねぇ。

0209常きげんと池月

本日の晩酌は、飲み会のあまりを頂いたモノばかりで恐縮だが、「常きげん」山純吟20BYと今年の「池月うすにごり」、奇しくもどちらも石川県の清酒である。粕汁には「早瀬浦」の酒粕を用いている。主に「常きげん」の方を飲みきることに比重があった今晩、燗につけると山廃のピンとした酸味にふくらんだ甘味がちょうど良く、実に美味い。

そういえば今回の「dancyu」は酸味を前面に押し出しての特集だったが、清酒の五味で特に甘味と酸味の具合を基準にしている私には「今更強調されても…」感は否めない。そもそも甘味・辛味だけでなく酸味も、と強調する割にはそれに苦味と渋味を加えて清酒の味を構成する基本である「五味」の解説がない。また、特集のトップに来ている愛知の酒造家が「日本酒業界では…水の様な酒を良しとしてきた。でも…五味が調和してこそ、奥行きのある酒になると考えたのです」としてオリジナルな姿を強調して描いている。だが、坂口謹一郎が『日本の酒』(岩波文庫)で明記している様に、少なくとも40年以上前から、清酒の理想像は酒質(五味と置き換えても良い)の調和した「さわりなく水の如くに飲める」という酒であると提起されている(くれぐれも言っておくが、坂口は同時に「水の様」な「淡麗」の酒を批判している)。この業界に限ったことではないが、日本酒に関する報道・出版は先行業績を蔑ろにし過ぎである。
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