日々の晩酌を中心に、時々我が家の虎猫兄弟なブログ。
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 先週末の福島出張、そして「限定にごり 常圧 豊永蔵」
2014年05月31日 (土) | 編集 |
2014年5月28日

直近の土日(24~25日)は福島県(大阪に実家を持つ身としては「福島」のみで記すと混同する)と東京の巡航的出張、一泊二日にて福島市のJR新幹線・在来線福島駅近くにて宿を取る。どうもこの日程はホテルのレートが高く、そんな中でやや駅から遠くて空調設備に不備があるという条件付きの格安の部屋を見つけたのでそこを予約、少々の歩きはいとわないタチである(むしろ日常の運動として好ましく捉える)し、こんな時節に空調など不要である(真夏でも就寝時にエアコンは使わない)。もちろん、駅から遠いというのは難点である(翌朝早めに駅前のバスターミナルから東京新宿行きの高速バスに乗車予定なのでもし寝坊したら大変だ)が、夜の食事に関してはこの遠くの立地が良いように働いた。

ひとまず当初は一人で、二次会的に今回の用事で来ている身近な方と合流する流れ、逆に言えば一件目は自由気ままに選択できるということでもある。県庁や銀行が集中する地区に近い位置にある今回のホテル、すぐ近くには商店も飲食店も少ないのだがチェックイン直後にPCを開いてGoogleマップを見てみるとすぐ近くに魅力的な響きの店名がプロットされていた。それが「酒蔵 岩瀧」とある。調べてみると地元密着で評判の良い大衆居酒屋といった様子、そこに目星を付けて外見もチェックしつつ、ひとまず福島駅東部の飲食店の集中する地域を散策してみたが、どうにも気疲れしてしまった。昨年も福島県内に出張した折に夜遅めに福島駅に着いて宿泊した折にもややそういう印象があったんだが、この地域における歓楽街的役割にある地区だろう。特に店が集中している通りについては、大阪では夜の北新地に近い印象、といえば関西の方にはおわかりいただけるかと。決して気になるお店がなかったわけではないというのは明記しておきたいが、一人では敬遠せざるをえない空気もあって、当初の意志に基づき、件の「酒蔵 岩瀧」へと戻る。いざ入店してみると立地的に土曜で勤め帰りの客が少ないということと遅めの時間ということもあってか多くの席が空いていてすんなり入れた。お店の様子としては蔵を改装して店舗としたらしく、その空気に沿うように壁にはレトロな赤線縁のポップでメニューが並んで、狙い通りで面白い。テーブル席も多く空いていたが、一人でむしろ好ましいのでカウンターに座り生ビールのち店名を冠した銘の清酒「岩瀧」(現在は自家製ではなくて市外で作っている、ということは伺った)を二杯ほど、甘めの普及酒といった印象にて実に良い。食事にそこそこ腹が溜まりそうで肴にも好適そうということでまず白モツ煮込みと冷や奴を注文したところ、煮込みにも大きめの豆腐が入っており、「豆腐がダブってしまった」と思わず五郎風に独白してしまう。初訪問で予備知識も少ないのでその点は笑わんでください。もっとゆっくりしたい気は大きかったものの遅めの時間からの入店で、先客もぼつぼつ帰ってぼっちになってしまい、二次会へのお呼びの電話も鳴り出したので、閉店時間までまだまだ余裕はあるもののぼちぼちと退席いたす。その後は合流して四人のグループで、先の散策で最も気になっていた会津郷土料理を看板に掲げた居酒屋「楽」に入る。二件目のグループの流れとしてビールぐらいしか飲めずでしっかり堪能できたわけではないが、敬服愛飲する「会津娘」を筆頭として福島酒が豊富で、現状の造りが山形であることに即しての扱いとは思うが、県外の地酒として筆頭に「磐城壽」を挙げていることにも非常に好感を抱いた。フロアの接客対応の方も好印象だった。

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この土曜を含めて月曜にかけて出先の勢いでやや飲み過ぎたので火曜は休肝としてアルコールは摂取せずで和の出汁で野菜類を炊いて食した後にその鍋に饂飩を入れて食して了とする。そうしたインターバルを挟んでの晩酌にて、日常の定番ながら本来の意味での馳走的な夕食であり、酢の物に炒め物、鶏砂肝の焼き物、そして葱鬚根の唐揚げである。葱鬚根はカットものではなくて束で買えば概ね付いてくる。捨てられる部分と扱われることが多かろうが、その束の分を集めて唐揚げにすると量は少なくともほろ苦さが堪らなく美味い肴となる。それに合わせては球磨焼酎の「豊永蔵 常圧」の限定にごりを頂いた。嫌みに感じるような濃すぎる風味やクセは皆無ながら裏ラベルにある通りの「とろみ」が主体の濃醇さが心地いい。クセや単純な濃さではないのに口内をくすぐるような官能に直接至るような類例が想起できない酒質は、これの蔵出しまでのお手数や工夫の成せるものと思う。ただただ素晴らしいという感想にて杯を重ねたのである。

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 初ゴーヤに琉球泡盛宮之鶴
2014年05月24日 (土) | 編集 |
2014年5月23日

明日土曜は伊丹発の初便にて福島へ飛び、日曜は東京という出張。朝も早めになるので、京都よりもアクセスしやすい点で本日は大阪実家に帰っているという流れである。


主菜はゴーヤチャンプルとのこと、今年の初物になる。それならマストは泡盛、ストックしているのは宮之鶴である。同じ趣旨のことを何度も記しているようには思うが、個人的に普段の晩酌として頂く泡盛の銘柄として今のところ至極の位置にある。愛用の剣先コップでロックで頂く(取り急ぎで家庭用冷蔵庫の氷なのはご容赦を)。

そういえば、明日の福島開催の用務の数年前は沖縄開催で、高校の修学旅行以来の沖縄にて、現地で初めて泡盛を堪能した機会でもあった。

さて、福島には昨年にも訪問の機会はあったものの数少なく、普段はしばしば福島酒を頂いているものの(おとといも花泉の辛口本醸造を飲んでた)現地で堪能したことはない。その機会を持てればありがたいものである。


 勝駒 本仕込
2014年05月13日 (火) | 編集 |
2014年5月12日

昨日、見切り品で激安だったこともあって山菜のワラビを購入したので、一晩アク抜きして飛竜頭と人参で焚き物にする。他には牛肉と茸類をバター醤油炒めや定番酢の物など、それに合わせて燗酒、富山の清都酒造場、「勝駒 本仕込」を持ち出す。

「勝駒」、生産量は少量で派手に目立ってはいないが、密かに高い人気を有しているように思える。ネット上では簡単に購入できない状況にあり、以前に友人のWさんよりご贈答いただいた折の販売元の地元の酒屋さんでは原則セット購入(実質、他銘柄商品との抱き合わせ)ということもあって気軽に購入できず、上質の清酒との印象を有しつつもしばらく飲む機会はなかった。それがだ、以前に何度か訪問したことがある酒屋さんで近頃取り扱われだしたとの話を同じくWさんより伺い、その近くに用務で赴く機会に購入していたものである。本仕込はアルコール添加もされた低価格ラインにあるが精米歩合55%で実質上は特別本醸造に該当するそうである。そうである、というのはある販売店(購入店にあらず、購入店は公式ページを持たれていません)の紹介ではそう記載されていたというだけで、肝心の商品そのもののラベルには特定名称酒にまつわる記載はされていない。余談になるが、特定名称酒の記載というのはその程度の情報にすぎない。

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酸味がしっかり伴う濃醇な旨味であり、奥行きありつつ切れも良い。穏やかながら吟醸系を思わせる香りもあるが、燗にしても決して嫌みにもならない。杯をついつい重ねてしまうものである。用務の前に購入したので鞄にしまうために四号瓶にしてしまったのだが、やっぱり一升瓶で購入すべきだったなと。

 久々に越乃寒梅白ラベル
2014年05月05日 (月) | 編集 |
2014年5月4日

GW期間中は何かと京都と大阪の自宅の間を行き来している。だから特別ということではないが電車にもよく乗る。GW期間とかも関係ないが、最近は電車内で活字の書籍を読む人の割合がめっきり減っているという感がある。数日前の日本経済新聞の春秋でも話題にしていたが、電車内でスマホを弄っている割合のなんと多いことか、そうでなければぼんやりされているか寝ているかが多数派であり、漫画を除く書籍を読んでいる率は数%ではないかと思えるぐらいである。朝の通勤時間帯ならそれなりに新聞を読んでいる率は増えるのだが、夕刻を過ぎれば学生もお勤め帰りも似通った状況になる。もちろん、新聞や電子書籍のリーダーとして用いている例もあろうが、チラ見している範囲ではゲームしているかSNSを眺めているかのどちらかがほとんどである。私も一切それをしないということはないが、どうしても疲れて寝てしまうや心が乱れている際の気分転換や情報検索やレスする必要など、限定的な場合に限られる。極力、電車のような制約の多く時間を要する場を無為に過ごすのはもったいないので読書をしたいのである。新聞を含めて読書することは、あれこれと考える知的訓練のための貴重な時間である。他の誘惑も少なく、人目にさらされる場では活字の読書はもってこいである。刹那的な快楽に流されず、ストイックにテキストに向き合って著者の表現したいこと、主張したいことがなんなのか格闘する、そんな機会を習慣とせずにどのように読解能力を保持するのか、その術を私は知らない。結構前から感じていることだが、PCなりスマホで簡単に情報が得られるからと読解・検討・推論等の努力をせずにネット世界でのんべんだらりと過ごしても恥と感じることもない。だからたとえ見栄でも電車内で読書する人は減り、スマホを手に取る人が台頭しているのだろうと。大事なのは皮相上滑の交友関係、思考停止状態でおべんちゃらコメントや「いいね」クリックや既読作業をしているだけで豊富な交友を見繕うことなのでしょう。私もfacebook(本ブログとはリンクなし)で「いいね」を押すこともあるがあくまで内容を読んだ上で評価すると判断した場合である。そんな、なあなあの仲良しごっこをすることが常態であり、誹謗中傷とは一線を画しての論拠に基づく批判や苦言であっても読解すらせずに感情論で排除しようとする傾向がある。それを突き詰めれば内容が伴うかどうかは関係なしに、高人気な人や多数派が絶対的な発言力や権力を持つ最悪な社会である。

越乃寒梅白ラベル

さて、今日は久々に新潟の石本酒造「越乃寒梅」の白ラベルをいただいている話題、白ラベルは「越乃寒梅」で最も低価格のラインになる。かつては幻の酒として名声を博し、偽物流通事件まで発生したぐらいであるが、個人的には特別な個性のある銘柄ではなく、普段の晩酌に好適な上質の清酒と感じている。今回は頂き物ではあるが、何件か正規特約店も知っているので時々購入することもある。「越乃寒梅」に関連しつつ、最初の活字系の出版書籍の話であるが、最近では本年のdancyu誌の日本酒特集の際に小規模ながら「越乃寒梅」の特集記事があった。今日は大阪実家で手元にないので再確認はできないのだが、現在の石本酒造の実態を伺う上では有意義な記事だったと記憶している。「越乃寒梅」について、ネット上でも表面的な情報は転がっている(例えば、佐々木久子氏の雑誌『酒』がブームのきっかけなど)が、当時の報道や書籍を読むのがより実態に迫ることができる。雑誌『酒』自体は手にする機会を得られていないが、当時の地酒ブームの牽引役の一人であった稲垣眞美氏の書籍は概ね所有している。その中の『日本の名酒』(新潮選書、1984年)では1974年に最初に石本酒造へ訪問した際の話についての章があり、当時の蔵の様子やインタビュー、蔵元の石本省吾氏との会談の様子などが記され、ブームの渦中における石本酒造を知る上で貴重な一次資料ともいえる。ネット上の情報を適当に切り貼りした程度のブログ記事とは資料価値において雲泥の差である。

そうそう、「越乃寒梅」といえば交遊のある和醸良酒さんが以前にこんな記事を書かれていたので最後に紹介しておきます。

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